友達に、初日の出を見に行こうと誘われた。実家から夜中の2時半に、友達の運転する車で出発。犬吠埼が初日の出スポットということで向かってみたが、到着した4時ごろの時点で満車。調べてみると0時ごろには着いてなければダメらしい。無理すぎる。思えば自分はこれまで初日の出を見たことも、見たいと思ったことも1度もなかった。高校生以降は大晦日も元旦も平気でバイトのシフトを入れていたし、年を跨ぐくらいには寝ていた。人はなぜそこまでして、初日の出を見たがるのだろうか。今日、初日の出を見ることで何か意識が変わるかもしれない。良い機会を頂いた。友達に感謝である。犬吠埼は諦めて銚子方面へ移動し、4時半ごろに銚子ポートタワーの近くの港に車を停めて日の出を待つことにした。両隣には自分たちと同じように日の出を待つ車がずらっと。運転席から海に向けて車を停めたので準備は万端。あとは6時49分予定の日の出が昇るのを待つだけだ。雑談しながらその時を待ち続けて6時を過ぎた頃、もうだいぶ外は明るくなってきて、空が雲だらけなことに気づいた。当たり前だが太陽と自分の間に雲があると初日の出は見えない。友達は「雲行きが怪しくなってきたな」とこぼした。うまいことを言っている場合ではない。結局、雲は晴れることなく初日の出は見えなかった。爆笑した。初日の出が上がる時は、問答無用で晴れているものだと思っていた。初日の出を見ようとしたことがなかったからそんなことにも気づかなかった。寝不足で少し気持ち悪くなりつつ、助手席でうとうとしてしまうのを申し訳なく思いつつ、銚子から船橋へ帰り、実家に着く頃には快晴だった。別れ際、友達と「今年もよろしく」と言い合った。良い年になりそう。
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